「うちの子に海外はまだ早いのでは…?」
そう感じる保護者の方は少なくありません。特に中学生の短期留学となると、英語力や生活面での不安、ホストファミリーとの相性、現地での安全など、心配事がつきものです。
ですが、事前の準備と心構え次第で、短期間でもかけがえのない経験となり、帰国後の子どもの成長に驚かされることもあります。
本記事では、実際の体験談を交えながら、「中学生の短期留学を成功させるための秘訣」をお届けします。
▶中学生の留学、親が感じる主な不安とは?
まだ思春期の途中にある中学生にとって、異文化の中で生活することは大きな挑戦です。親御さんの多くが以下のような不安を抱えています。
・英語が話せないけど大丈夫?
・ホストファミリーとうまくやっていける?
・食事や生活習慣の違いについていける?
・親がいない環境で精神的に不安定にならない?
・帰国後、学習面に遅れは出ない?
こうした不安は当然のこと。むしろ、それをきっかけに「どんな準備が必要か」を親子で考えることが、成功への第一歩になります。
▶体験談:13歳男子、オーストラリア短期留学のリアル
今回は、東京在住の中学2年生・航太くん(仮名)が参加した、オーストラリアでの2週間の短期留学プログラムをご紹介します。
■ 出発前の不安
英語力は英検3級相当。本人も「自己紹介くらいしか話せない」と不安を感じており、出発の1週間前はかなりナーバスになっていたそうです。保護者も「本人が泣いて帰ってくるのでは」と心配していたとのこと。
■ 現地での生活
到着後3日間は、緊張のあまり言葉も少なく、食事も進まなかったという航太くん。しかし、ホストマザーが毎晩「今日はどんなことをしたの?」とゆっくり話しかけてくれたことがきっかけで、次第に打ち解けていきました。
現地校では、同年代の生徒たちがサポートしてくれ、授業でのグループワークもなんとかこなすうちに、自然と笑顔が増えたそうです。
■ 帰国後の変化
帰国直後の第一声は「もっといたかった!」。
その後、英語学習にも意欲的になり、自ら「TOEFL Juniorを受けてみたい」と言い出しました。学校でも「世界史が面白くなった」と話し、将来の夢に「国際的な仕事をしたい」と語るように。保護者の方は「一回りも二回りも成長した姿に驚いた」と語っていました。
▶成功のカギは“事前準備”と“柔軟な心構え”
中学生の留学を成功させるためには、出発前の準備がとても重要です。以下は、実際に効果的だった取り組みの一部です。
■ 英語力に過度な期待をしない
完璧な英語は必要ありません。最低限のあいさつや、自分の好きなことを言えるようにするだけでも十分。最近では、英会話アプリやChatGPTを使った会話練習も効果的です。
■ 異文化を楽しむ姿勢を育てる
食事の違い、習慣の違いを「驚き」ではなく「楽しみ」として受け入れる練習を。事前に動画や書籍で現地文化に触れておくことも大切です。
■ ホストファミリーとのコミュニケーションは“笑顔”から
言葉よりも、表情や態度が信頼関係の第一歩。困ったときは「I don’t understand.」と言える勇気が大切です。
■ 万が一に備えた体制確認
現地で困った時の連絡先、24時間サポート体制の有無、保険内容などを親子で確認しておくと安心です。
▶留学後の“見えない成長”に気づいていますか?
短期留学の効果は、語学力だけではありません。
・自己表現力の向上
・新しい興味・関心の芽生え
・人との違いを受け入れる姿勢
・自分で行動する力(自立心)
保護者の方からは「帰国後、家事を手伝うようになった」「スマホばかりだったのに本を読むようになった」という声も多く聞かれます。
▶不安があるからこそ、子どもは大きく成長する
「不安」は決して悪いことではありません。それを一緒に乗り越えようとする中で、親子の信頼関係が深まり、子ども自身も「自分でできる」という自信をつけていきます。
中学生の短期留学は、将来への小さな冒険です。
その一歩を、ぜひ親子で応援してあげてください。
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