探究学習における分析とは、データなどを目的になぞらえて、いろいろな切り口でスライス(切り取る)してみて、新たにどのようなことがわかるのか考えてみる、という作業になります。
目的達成のために、仮説を設定しよう
例えば、クリスマスケーキを目の前にして、あなたならどのようにカットするでしょうか?
丸いケーキを4人で均等に分けることが目的であれば、ケーキに対して縦と横で切りますよね。
そうすることでケーキの断面という新しい側面が見えてきます。ひょっとしたら、ケーキのサイズは同じだけど中には挟まっているイチゴの数が違うかもしれません。 これでは正確に「均等」とは言えないかもしれませんね。 分析で重要なのは、その目的をしっかりと考え、何をどのようにどうやったら目的を達成できるのかをあらかじめしっかり考えることではないでしょうか?
つまり、仮説の設定です。 分析は単に関係するモノゴトでスライスしてみるというだけではなく、その分析を仮説に基づいて考えていかないと、無駄になってしまう可能性が否定できません。
クリスマスケーキのイチゴの数を知りたいということであれば、切りながらイチゴだけをピックアップしないと本当の数はわからないですね。 イチゴは決してケーキの上に乗っているだけではないかもしれないですから。
まとめ
仮説設定→情報収集→分析→検証という順番がどうして存在しているのか、しっかりと考えながら探究型学習を進めることも重要かと思います。
私たちの探究型海外研修は、学校様のニーズに基づき、しっかりとプロセスを構築してご提供します。
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