飛行機にも国籍があることをご存じでしょうか。
国際民間航空機関(ICAO)の規定により、各国には独自の国籍記号が割り当てられています。日本の国籍記号は「JA」で、これに続く登録記号は個々の航空機を識別するためのものです。これらの記号は航空機の胴体や主翼に表示されます。
↑機体に「JA」と表示されていますね。
他の国の国籍記号は以下の通りです。
・アメリカ: N
・イギリス: G
・ドイツ: D
・フランス: F
・韓国: HL
航空機の国籍はシカゴ条約に基づき、登録された国の国籍を持ち、二重国籍は認められていません。これにより、航空機の運航や管理が明確になります。基本的に機内では登録国の法律が適用されるため、例えばアメリカ国籍の航空機内で出産があった場合、その子どもはアメリカ国籍を取得することができます。
海外に渡航する際には、どの国の国籍を持つ航空機に乗るのかを調べてみるのも面白いかもしれません。