先日は、ケアンズでの研修内容(現地校授業体験・ホームステイ滞在)についてお話させていただきました。
本日は後編『ケアンズ』についてのご紹介です!
【ケアンズ】
ケアンズはオーストラリア・クイーンズランド州の北部にあり、日本から直行便で約7時間半で行ける都市です。グレートバリアリーフや熱帯雨林など自然の世界遺産があり、観光地としても有名な場所です。南半球の国のため、季節は日本とは逆となります。
↑有名なグレートバリアリーフ
今回は8月の研修だったため、現地は季節的には冬でした。ただ、熱帯地域ということもあり年間通して半袖で過ごせる気温です。特に現地の冬の時期については、気温が日中で25〜27℃くらいと比較的過ごしやすい気温となり、空気も乾燥しているのでカラッとした暑さでした(朝晩は冷えるので注意)。
ケアンズは自然が豊かです。海やビーチも多いので学校や仕事の後や週末の時間を使ってビーチへ散歩に出かける人もいます。その他、自然の中をハイキングできるような観光場所もたくさんあり、自然が好きな方、のんびり海外生活を過ごしたい方(今風に言うとchillしたい方)にはぴったりの場所です。一方でシティセンターと言われる、市街地にはショッピングセンターや大きな公園、プール、カフェなどがあり、お土産を買って帰りたい、街でオシャレなカフェに行きたい、家族で市内散策をしたいという方でも楽しめる場所です。
またこれはケアンズに限ったことではありませんが、オーストラリアの人々はバーベキューが好きで、一家に一台バーベキュー用のコンロ台があるといっても過言ではありません。ビーチや公園には誰でも利用できるバーベキューコンロがいくつか置いてあることが多く、散歩がてら食材を買って外でバーベキューをしたり、お祭りなどのイベントの際にバーベキューをする人もいます。実際に今回もお祭りイベントが開催されている中でバーベキューをしている人を見つけることができました。
また、様々な文化圏から移住している人も多いため、一つの国・都市の中でも多種多様な文化が混ざり合って生活している様子を見ることができます。実際に筆者がホームステイをした先は外国から移住してきた家族で、家の中では英語を含め3ヶ国語が話されていました。
ケアンズでは日本文化も意外と根付いており、多くのセカンダリースクール(日本の中学校高校の年代で通う学校)では選択の授業の中に日本語クラスがあるくらいです。今回は偶然にも現地日本人会主導で盆祭りが開かれていたので、参加してきました。参加している多くの方が浴衣を着て(日本人、外国人関係なく)、盆踊りを踊ったり、屋台でたこ焼きやお寿司を買っている場面を見かけました。このように生活の中で多様性を感じることができるのもオーストラリア、ケアンズのよいところです。
↑現地日本人会主導の盆祭りにも参加!
↑アボリジニ文化も体験できます!
【最後に】
今回のケアンズへの引率を通して、たくさんケアンズの良さを見てきました。
自然は目を見張りますし、人はとにかく寛大です。日本人は働きすぎだとよく言われます。言い得て妙。
仕事、勉強、アルバイト・・・ どうしてもあれやらなきゃ、これやらなきゃと忙しくしてしまう私たち日本人にはケアンズのような少しゆっくり腰を据えて生活ができるような環境が必要かもしれませんね。